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サロンの開業は、物件探しから開店まで数か月かけて準備するのが一般的です。届出や検査、人員の手配など順番を意識して動くべき工程が多く、一つ遅れると後工程がまとめてずれ込みます。この記事では、物件探しから開店までの流れを時系列で整理します。
開店までの全体スケジュール
おおまかな目安は次のとおりです。物件が決まってからの準備期間は、おおむね3〜4か月が一つの基準になります。
| 時期 | 主にやること |
|---|---|
| 4か月以上前 | コンセプト・サービス内容の整理/事業計画・資金計画/物件探し/人員計画(管理美容師の要否確認) |
| 3〜2か月前 | 物件契約/内装業者の選定・発注/設備・機材の選定/スタッフの採用活動/ホームページ制作の発注 |
| 2〜1か月前 | 内装工事/保健所への事前相談/美容所開設届の準備/ホームページ公開/Googleビジネスプロフィール登録 |
| 開店直前 | 構造設備検査・確認書の交付/スタッフ研修/備品・薬剤の最終確認/プレオープン |
土台を固める時期(4か月以上前)
コンセプトと提供するサービスがはっきりすると、その後の物件選びや内装、料金設計の判断がぶれなくなります。資金計画もこの時期に固めます。資金の目安はサロン開業の資金で確認できます。
美容室の場合、見落としやすいのが人員計画です。常時2名以上の美容師が勤務する施設では、管理美容師を1名置く必要があります。管理美容師になるには美容師として3年以上の実務経験と所定の講習の修了が条件のため、採用と配置は早い段階で見通しを立てておきます。
発注が集中する時期(3〜2か月前)
物件を契約したら、内装工事と設備・機材の発注を進めます。並行して店名と料金メニューの方向性を確定させておくと、ホームページや看板、メニュー表の制作が止まりません。ホームページの制作も、この時期に発注しておくのが目安です。
スタッフを雇用する場合は、この時期から採用活動を始めます。研修の期間も見込んで、開店日から逆算して動くと安心です。
届出と検査の準備(2〜1か月前)
美容室の開業には、保健所への美容所開設届の提出と構造設備検査が必要です。内装が完成してから検査を受け、基準を満たしていることが確認されると確認書が交付され、ここではじめて営業を開始できます。検査は内装工事の終盤に日程が集中するため、保健所には設計段階で事前相談し、検査日には余裕をもったスケジュールを確保しておきます。指摘が出ると是正・再検査になり、開店がずれ込みます。
集客の準備もこの時期です。お客さまは来店前にホームページで場所やメニュー、雰囲気を確認するため、開店の1〜2か月前には公開できている状態が理想です。
準備項目の抜け漏れ防止には、サロン開業 準備チェックリストもあわせてご活用ください。
よくある質問
- サロンの開業準備にはどのくらいの期間が必要ですか?
- コンセプトの整理や物件探しを含めると、構想から開店まで半年程度、物件決定後でも3〜4か月は見ておくと安心です。内装工事や美容所開設届にともなう構造設備検査には一定の時間がかかります。
- ホームページはいつから準備すればよいですか?
- 制作期間と原稿・写真の準備を含め、開店の2〜3か月前の発注が目安です。お客さまが来店前に確認できるよう、開店の1〜2か月前には公開できている状態を目指します。
- 管理美容師はいつまでに手配すればよいですか?
- 常時2名以上の美容師が勤務する施設では管理美容師が1名必要です。美容師として3年以上の実務経験と所定の講習の修了が条件のため、採用や配置の見通しは開業準備の早い段階で立てておくと安心です。